6時半に起床。5時頃、また雷と雨がやってきました。光って9秒、今日はみんないるので怖くなかったけれど、すっかり目が覚めてしまいました。雨はザーザー降りになって止む気配がありません。テントの中でパッキングしましたが、出発できるまで待機です。
狭い東屋に荷物をまとめた雨待ちハイカーが集まってきます。モスや韓国人のキー（トリプルクラウナー、ザックはなんと30リッター！なぜか日本語も上手…）はヒッチハイクする気まんまんで、歩くという私に、そういう人をキィウィって言うんだよと。ジョークはいつもすぐに反応できなくて、後から笑えてきます（笑）道路をヒッチハイクするハイカーもたくさんいます。距離を稼げるぶん、お金もかからないと思います。私はヒッチハイクを始めたらやめられなくなるだろうし、なんのために歩きにきたのか分からないので、トレイル上ではしないつもりです。
9時半ころ、ようやく雨が落ち着いて、みんな早々と出発していきました。今日はまず放牧地の中を通ります。びっくりした羊がトコトコ逃げていったり、牛がこっちを見ていたり、淀んだ小川に膝上までつかったり、道なき道でした。草の倒れ方を見て進んだので迷わなかったけれど、迷う人は迷うようです（笑）
いや～、迷ったよというウィルに追いついて、一緒に歩き始めました。ウィルはギアにかなり詳しいみたいで、日本のウルトラライトメーカーの話を色々してくれます。出会ったハイカーにも、それどこのメーカー？と子供のように嬉しそうに聞いています。早いペースに合わせて歩いていると、どんどん距離が進んでいきます。休憩も全くなし！恐ろしい体力。
砂利道や道路を歩いて行くのですが、ぶどう畑にワイナリーや、リッチなお家が並んでいて周りを見ながら歩くのが楽しかったです。
こうしてオレンジが置いてあるのは2回目！ありがたくいただきます〜。あっという間に15キロの道路歩きが終わり、最後はケリケリの町まで、ケリケリ川に沿って5kmほど歩きます。川沿いに並ぶお屋敷の裏庭をずっと歩いていくのですが、プールやバーベキューテラスや、全面ガラス張りなお家とか、ついつい観察してしまいました。
川沿いの道はDOCにより良く整備されていて、最後には滝が待っていました。もう足が痛くてペースダウン、ウィルに先に行ってもらいました。なんとか残り3キロを頑張って、郵便局でバウンスボックスを受け取り（ウィルのおかげで早く到着でき、営業時間に間に合いました！）、今日のキャンプ場まで歩きます。間違った方向にずんずん歩いていたら、偶然私を見かけたモスが走って呼び止めてくれました。ありがとう。Kerikeri Holiday Park、テント20ドル。温かいシャワーを浴びて、到着した韓国チームと洗濯機と乾燥機をシェア、近くのスーパーにリサプライ、フィッシュ&チップスのテイクアウト6.50ドル。1人だったら野菜食べてただろうけど、街での時間を3人で過ごすのも楽しい。サンはピザも買っていました。お腹いっっっぱい。
ゼロデーを夢見ていましたが、安めの宿でベッドがいいし、明日は天気が良さそうなのでPaihiaまで27km頑張ります。明日こそはゼロデーとりたいな。久々のネット環境で就寝は23時半！
