歩くまりこの日記

NZを縦断する3000kmのロングトレイル、Te Araroaを歩きながら毎日をつづりました。

DAY#117 Zero day in Methven (0)

今日はメスベンでゼロデー。

同じキャビンに泊まっていたアレックスとミリアムはAlps2oceanのWayneのシャトルでトレイルに出発です。お昼前、二人を見送ってカフェに。NZに来て初めて朝ごはんメニューを頼んでみました。ハイカーが集うPrimo Cafe、お皿はかわいいしユニークな雰囲気でおすすめです。
f:id:mariko_sugiyama:20200307232643j:image

キャンプ場に戻り、1人用キャビンにチェックイン。洗濯をしたりブログを書いているうちにあっという間に7時になりました。

メスベンの公民館的なところで、TAハイカーかつハーピスト&バイオリニストのミッキー&ミッチェルのコンサートがあるのです。会場はちょっとおしゃれした地元のおばちゃんおじちゃんたち(年齢層高め)、トレイル着のTAハイカーでいっぱいになりました。

ミッチェルは過去に骨粗鬆症になったことがあり、若い人でも骨粗鬆症になるんだよ〜、でも治る病気なんだよ〜、5年たてばTAだって歩けるんだよ〜、と若年性?骨粗鬆症の認知度をアップさせる活動をしているようで、CDやコンサートの売上の一部は研究費に寄付されるそうです。

ともあれ、二人の奏でる音色が美しかった。特にミッチェル(笑)今夜はみんなミッチェルを見てたと思う(笑)ハープの繊細な音色や、力強い音色、ミッチェルの表情や躍動感につい目を惹きつけられました。
f:id:mariko_sugiyama:20200307232656j:image

ミッチェルがObject in Spaceと名付けた曲を演奏したあと、目の前に座っていたモリッツが涙をぬぐうのを目撃(笑)私もふと涙が出ました。ミッキーとミッチェルに会うのは2回目。ボイルビレッジのキャンプ場で会ったとき、たいして長話もしなかったのに、自分が受けたライドのオファーをわざわざ私にまわしてくれたのでした。コンサートをしながらTAを歩いている人がいるのは知っていたけど、そのときはまさか二人がそうだったなんて知らなかった。

二人をふくめ、この会場にいるTAハイカーがみんな、ケープレインガから歩いてきた日々の楽しさや辛さを同じく共有していると思うと、なんだかしんみりしました。
f:id:mariko_sugiyama:20200307232931j:image

ブラジルのダニエルが撮った写真をミッチェルたちのFBページから頂戴しました。

明日はキャンプ場のおじちゃんが運転する車でラカイア川のトレイル入り口まで向かいます。一人30ドルなのでAlps2oceanの最安値より5ドル安く、出発時間も選ぶことができます。