歩くまりこの日記

NZを縦断する3000kmのロングトレイル、Te Araroaを歩きながら毎日をつづりました。

ギアレビュー②ストーブやクッカーなど

Cooking gear

【Trail Designs/カルデラコーン/152g】アルコールストーブを使用することにしたのは、なんとなくガスに対する怖さがあったのと(笑)、参考にした数人のTAスルーハイカーがこれを使っていたからです。実際、TAでアルコールストーブを使っている人を目にしたのはたったの3回だけで拍子抜けしました。①テントの中で調理できない、②山小屋などで使用するとき、燃える匂いが気になると言われることがあるので、ガスのほうが良かったかもしれません。木製のベンチテーブルや芝生に火をつけてしまったこともありました(笑)マッチで火をつけるアナログな感じが好きです。

ちなみに、アルコールはスーパーの掃除用品コーナーに置かれている、Methyl Alcohol(紫色)です。1リッターボトルしかありませんが、5ドル前後で購入できます。

【Evernew/チタンウルトラライトクッカー900ml/115g】たくさん食べるのでこのサイズでちょうど良かったです。チタンだと炒められないことを後から知りましたが、軽さには代えられません。ジェットボイルも人気でしたが、ホリデーパークに鍋が無いときは、そのキッチン設備を活かして料理ができないという辛さがあります(笑)主に北島ですが、ご飯炊いたりカレー作ったり、パスタゆでるときは、蓋も鍋になるクッカーが便利だな~と思いました。

【KUPILKA/スプーン/18g】大きくてかさ張るので、トレイルエンジェル宅送りになりました。のちにNZのアウトドアショップKathmanduで栓抜き付きのスポークを購入し、それが最後まで活躍しました!

【Montbell/スタックイン野箸/27g】ラーメンをクラッシュして持ち運ぶようにし始めてからは、スポークが活躍し、箸はすっかり使わなくなってしまいました。ねじ式で短く収納できるのが珍しいのか周りから注目を浴びます!カトラリーについては、(いつビールをもらってもいいように)栓抜き付きのスポークがあれば十分だと思いました。

【APG/チタンカップ400ml/90g】お茶を飲むハイカーの影響を受け、途中で購入(笑)燃料用アルコールを贅沢使いするようになりましたが、QOLは確実に向上しました。ウォーターボトルにがちょうど収まるので、持ち運びにかさ張ることもありませんでした。長いトレイル生活も一息つける好きな物があるといいですよね。エスプレッソを淹れるものやコーヒードリッパー、ウイスキーボトルを持ち歩いているハイカーもいました。

飲み水

【Sawyer/Micro Squeeze/53g】Sawyerはわりとよく見かける浄水器でしたが、時間がかかってストレス!という声もたくさん耳にしました。個人的には、ぼーっとしながら手に持ったボトルに圧をかけ、ちょろちょろちょろちょろ……と飲み水を準備する就寝前や休憩中の時間が好きだったりするのですが。ちなみに、SawyerのWebsiteではMicro SqueezeだとMiniより水の出が良いと宣伝されています。力を入れ続けてチョロチョロ、手を離すとポタポタという感じなので、Miniで感じるみんなのストレスはよっぽどだったんだろうなと思います。Hiker's Depotでも紹介されているKATADYNのBeFreeを使っているハイカーは、ジョロジョロとストレスなく浄水していました。濾過能力はたった1000リッターのようなので、38万リッターとかいうSawyerとは大違いですね。TA2回分で使い捨てとかになりそうですが、時間がかかったり面倒くさいことが嫌な人には向いているのかもしれません。

【ナルゲン/500mlと1000ml/90gと180g】マウナケアと知床のお気に入りボトルなので、元気がでるかな?とつい持っていてしまいましたが、重いし、歩きながら飲めないのでトレイルエンジェル宅送りになりました。飲み口がプル式の600mlボトル(明らかに必要以上のボトルを持っていってました)だけ手元に残し、あとは1.5リッターのペットボトル2本を使用(笑)ペットボトルを使ってるハイカーのほうが多い印象でした。

【Evernew/ウォーターキャリー2L/42g】もトレイルエンジェル宅送りになりました。私のザックの形状的に、ペットボトルをサイドポケットに入れるほうがパッキングしやすかったからです。