歩くまりこの日記

NZを縦断する3000kmのロングトレイル、Te Araroaを歩きながら毎日をつづりました。

DAY#124 Camp stream hut to Lake Tekapo (34)

7時に起床。

お茶を淹れ、クスクスを作りながらテントを畳んで身支度。朝型なイザベラもご飯を食べはじめ、あっという間に出発していきました。私もみんなが起きてわいわいし始める前に、そそくさと出発。

小川に沿ってマーカーのあまりないトレイルから始まります。何回も小川を渡ったり湿地を通りますが、なんとか靴をぬらさずに安全地帯までやってくることができました(笑)小さな丘を登っていきます。

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丘の上に出ると電波が入りました。足をとめ、天気予報の確認と今夜の宿探し。実は昨日Stag saddleで休憩したときに、タウポには泊まらずに夜通しトワイゼルまで歩こうと話していたのですが、ただでさえ50キロ以上あるのに昼夜逆転して歩くなんて、その後に響きそう…と一人考え直し始めていたのです。

タウポ〜トワイゼル間は53キロあるのですが、途中48キロ地点からトレイルを少し外れたところにキャンプ場があるだけで、それ以外の場所のキャンプは罰金200ドルとなっています。85ドル払って自転車を借りるハイカーもいれば、節約したい、チャレンジしたいというハイカーは夜通し歩いたり、朝4時くらいから歩いたりしています。

雨は今夜始まり、明日いっぱい続くと予報さていたので、2泊してゼロデーをとる方向で決まり!

こんなことをしているとクレアがやってきて、景色もいいのでお茶休憩に。

トレイルはスキー場へと続く砂利道の道路と交差してさらに続いて行くのですが、マチに早く着きたい気持ちになり、この砂利道を降りて道路まで近道することにしました。時刻は11時。

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この先行き止まりの、車通りのほぼない道路まで5キロ、タウポ湖に向かってどんどん降りていきます。道路に着いて休憩しているとすぐ近くの仕事場に向かう人が通り、乗せてくれました。冬はスキー場で、夏は牧場で働いているようです。歩きたくなかったの?と聞かれ、確かに時間もあるのになと自問。マチに着きたい気持ちのほうが勝ってしまっています。彼の行き先よりさらに先の、TAトレイルが道路に出てくるところで降ろしてもらい、歩き始めました。雨に向けて雲が集まってきています。タウポ湖は雪解け水でこんなパステルカラー。巨大なオンネトーのようです。
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街まで14キロほどてくてく歩いてタウポに到着。今日の宿はビレッジモーテルのドミトリー28ドル。TAハイカーで溢れています。ローラとイザベラがクレアの誕生日をお祝いしようと、ブラウニーを焼いてクマさんのデコレーションをして、パチパチ消えないキャンドルとともに登場。みんなでハッピバースデーを歌いました。

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数日前から夜になるとしんみりし始めた歯が今日もベッドに入るとしんみりし始めて不安になり、3時頃まで夜ふかししていました。夜って突拍子もないことを考えてしまうので、今すぐ日本に帰って、来夏戻って来ようかなとか、クイーンズタウンの歯医者に行ったら、ブラフからNOBOになって北上しようかな、とか、あとから考えるとありえないことをグルグル考えていました。