7時に起床。すんごく冷え込んでいました。外の草に霜が降りています。8時に出発しようなんて言っていたけど、寒すぎて体が動かず、日が当たり始めた9時前に出発しました。
Bush streamを上流に向かって歩いていきます。今日も真っ青な空!
朝から川を渡らなきゃいけなかったら泣く、なんて言っていたクレア(笑)石の上を歩いて渡ることができたので良かったけど、ところどころ湿地で靴も靴下も濡れてしまいました。上流までいくと急登が始まります。
滑らかな地形と、黄金色のタソック、広ーい空間、景色がとっても綺麗。
山肌はなんで小石だらけなんだろう?小石取り除いたら鋭い岩が残るのかな?と、たわいもないおしゃべり。ネルソンレイクスやリッチモンドがドラマチックな景色だとすると、このセクションの景色はなんだかホッとして落ち着きます。
TAで一番標高が高いStagサドルまでゆるゆる登っていきます。点々と続くポールを数えて、どこがサドルかな?なんて。
先をいくクレアが感嘆の声をあげ、私も待っていた景色に感動しました。パステルカラーのタウポとピンク色の岩?雪をかぶった遠くの山々。
電波が入るのでクレアは家族から入っていたお祝いのメッセージを聞いたり、電話をしたりしています。コーヒーをいれ、シャンパンでクレアの誕生日をお祝い。
1日あとにジェラルディンを出発していたアレックスとスーヨン、イザベラも到着し、みんなでひたすらダラダラ(笑)クレアと私は3時間近く休憩していました。
Stag Saddleから公式ルートは谷底へと降りていくのですが、右手の尾根歩きも天気が良いときのおすすめルートとされています。今日はまさしく尾根歩き日和!
先を行くアレックス。南島から歩き始めたピュアリスト。TAのあとはPCTに行くらしい。ギアはそこまでウルトラライトじゃないのに(笑)、ストーブ無しにこだわっていてクッキーと雑穀バー以外のものを食べてる姿を見たことありません。
ちなみにNZ最高峰のMt.Cook、アオラキが見えます。真ん中の奥の頂上がなだらかな山。ずっと稜線、両側は背の低いタソックに覆われた急斜面。トイレに行きたくなっても隠れるところすらありません(笑)特にno2は山小屋で済ませておきたいセクション。
贅沢な景色を飽きるほど眺めたあとは(尾根伝いのトレイルって景色は壮大だけど、変わらないから飽きてくる……失礼…)、谷に向かって降り、正規のTAルートと合流します。
キャンプストリームハットの600m手前で小川を横切るので、水浴びをして給水をしました。小屋から水場まで200m、しかも急な登り下り、とGuthookにコメントがあったからです。
小屋にはカトリン、スーヨン、クレア、イザベラがいました。サンドライもいないので、みんなで外に座ってごはん。ハットが狭くて居心地悪そうだったので、私とクレアはテント泊にしました。
8時ころ、早くもウトウトしていると、爆音で音楽を流しながらアダムがやってきて、お〜!まだベッドある!え?誰がテント泊してるの?小屋には誰がいるの?アレックスは先に行ったのか?と大声でマシンガントーク(笑)疲れた様子のベアトリスと、彼女を気遣うローラもやってきました。イザベラ、ベアトリスに下段を譲ってくれる?good girl!と嵐はしばらく続いたのですが、耳栓をしてなんとか眠りにつきました。クレアによると、10時くらいまでおしゃべりしてて眠れなかったようです。3人は面白くてムードメーカーで話を聞いてても笑えて楽しいのですが、時々too muchだと、他のハイカーも感じているようです。思えばボイルビレッジを出発した2月17日からずーっと同じペースで進んでいます。