歩くまりこの日記

NZを縦断する3000kmのロングトレイル、Te Araroaを歩きながら毎日をつづりました。

ギアレビュー③靴や服など

Shoes

【Salomon/XA Pro 3D/366g】このモデルを履き続けました。サポート感ばっちり、みんなが悩む靴ズレ問題もなし。難点を挙げるとすれば、靴も靴下もびちょびちょだとインソールがずれるので、取って歩いていました。あと、700㎞くらい歩くと足首にあたる部分が劣化して中の素材がむき出しになり、雨の日は摩擦で皮が剥けて痛かったことです。靴下を折り返して二重にしていました。

大人気のアルトラは消耗が早そうでした。XA Pro 3Dはトレランシューズにしては重くて乾きにくいですが、その分サポートや耐久性が良い気がします。ジャストフィットだった1足目はすぐにサイズが合わなくなり300㎞歩いて交換、2足目は1000km歩いてソールがすり減り交換(道路歩きが多い北島は消費が早い?)、3足目は800㎞歩いてもまだまだ使えそうなので、2~3足あれば十分な印象です。

どの靴にしても、ゴアテックスではないものを強くお勧めします。そして、ワンサイズ大きいもの。足が大きくなるなんて信じられませんが、事実、むくみっぱなしになるのでジャストフィットでは小さくなります。

【Kathmandu/サンダル/168g】予算がいくらでも膨らむため欲しかったLunaサンダルは諦めました。NZで慌てて購入したこのサンダルは、トレイル歩きに適しておらず、ストラップが切れた時点でビーチサンダルに交換。結論、テント場で使うだけならビーチサンダルで十分です。軽いし!

LunaサンダルのみでTAを歩くスルーハイカーに数人出会いました。気になります!私もいつか試してみたい(笑)

Clothes

【Patagonia/クアンダリ―パンツ/258g】軽くて速乾、おすすめです。ショートパンツのハイカーもたくさんいますが、草で痒くなってしまうのと、サンドフライには耐えられないのでロングパンツ派です。

【Patagonia/ショートパンツ/143g】就寝用アイテム。

【finetrack/メリノスピンライトタイツ/105g】就寝用アイテム。薄くてサンドフライや蚊に咬まれてしまいました。ウールはNZについてからアイスブレーカーの製品を購入したほうが間違いなさそうです。肌ざわりが全然違います!

【Patagonia/キャプリーンクールトレイルシャツ/102g×2枚】軽くて速乾。シャツが摩耗して透け透けになるハイカーが多い中、まだ着れる状態で帰ってきました。ただ、NZは皮膚ガンの罹患率が高いほど紫外線が強いらしいので、長そでをおすすめします。

【Montbell/メリノウール長そで/171g】就寝用アイテム。穴がどんどん大きくなって帰国後には着れない状態になってしまいました。

【Mammut/フリース/236g】暑がりなので薄手のフリースで十分でした。

【Patagonia/ナノパフフーディー/306g】ダウンじゃないので気軽に洗濯できて良かったです。北島でも寒い日があり活躍しました。

【Montbell/Walking socks/72g×2足】日本でも使っていた靴下が1000㎞でボロボロになり、smartwoolとice breakerの靴下を買いました。1200km歩いても全く薄くなっていないので、montbellより良いと思います。中厚手だと乾きは悪いですが、厚さのおかげか水ぶくれとはほぼ無縁でした。

【Montbell/Trekking socks/91g】就寝用アイテム。

【finetrack/スキンメッシュの下着上下/73g】超絶速乾で助かりましたが、草むらで用を足した際に雑草をまきあげてしまい(笑)、歩きながら草をツマもうとしていたら穴があきました。伸びる素材なので電線して恥ずかしいことに。高かったので残念です。下着は水着として兼用できるほうがトレイル生活で便利なので、透けず、ゆるゆるじゃないものがお勧め。

【ワコール/走る人のブラ/43g】わりと乾く上に、サポートも良くて、水着代わりとして最適でした。セットでショーツも買えばよかったと後悔。NZで買ったice breakerのショーツはゆるゆるで水着にはなりませんでした。

【marmot/hat/66g】日差しが強いので帽子andタオルを被って歩いていました。気になる人は唾広のハット、首回りまで覆えるハットのほうが良さそうです。

【berghaus/メリノウールネックゲイター/43g】薄手ですが、防寒用として持っていき、数回活躍しました。本格的な冬用の帽子は無くても大丈夫でした。

【finetrack/メリノスピングローブ/33g】防寒として数回しか使いませんでした。無くても良かったかもしれません。

【montbell/ヘッドネット/27g】もともと持っていたので持っていきましたが、2回しか使いませんでした。ボイルビレッジ周辺でサンドフライに少々咬まれることになりますが、必要ないと思います。

【finetrack/エバーブレスレグン上下/410g】レインウェアは悩ましいところです。どうせ濡れるから。しかも、NZの粘土質な泥で汚れもとれず、トレイル生活では手入れに困ります。それでも、低体温症から身を守るためには必須アイテムだったのかな……