歩くまりこの日記

NZを縦断する3000kmのロングトレイル、Te Araroaを歩きながら毎日をつづりました。

ギアレビュー④その他

必需品

【LEKI Cresida/457g】トレッキングポールは重さを気にせず丈夫なものをおすすめします。トレッキングポールのトラブルが無かったハイカーのほうが少ない印象です。折れたり、先が壊れたり、長さが調節できなくなってしまったり。泥沼の深さを測るための必需品でもあります笑

【Personal Locator Beacon】携帯の電波がないところでも押したらレスキューが来てくれるGPS発信機です。PLBを持たずに歩いているハイカーもいますが、今年だけでも泥沼のラエテアフォレストで足をくじいて歩けなくなったハイカー、大雨で岩が転がってきて大怪我したハイカー、渡渉で流され身動きとれなくなったハイカーがPLBを使った話を聞きました。NZのアウトドアショップで買えますがお値段は高め。TAのFBグループで歩き終わったハイカーから購入したり、オーストラリアのネットショップで購入してNZに送るほうが安く済みそうです。

【Peztl elite/26g】軽さ重視で選んだヘッドライトですが、暗闇でも行動できる光が強いもののほうが良かったと感じました。夜歩くつもりがなくても、干潮に合わせ星空の下で渡渉するかもしれないし、テカポ~トワイゼルの56㎞夜通しウォークにチャレンジすることになるかもしれません。

【Anker Powercore 10000/211g×2つ】出国前に不安になって2つ目を買い足しました。北島では1つしか使いませんでしたが、南島に入ってセクションが長くなってくると2つあって安心でした。

【Zwilingナイフ/38g】もともと持っていた爪切り(必需品)、やすり、ナイフのセットです。こんなに大きいナイフは要らなかった~というハイカーに度々会いました。ナイフは小さくても大丈夫です。

スマホ/183g】TAのオフラインマップをダウンロードすることになるので、メモリが大きいものをお勧めします。防水ケースはSea to Summit。紙の地図とコンパスを放棄した時点でスマホが命になります。

【Sea to Summit スタッフサック/28g, 40g, 26g, 44g】食料入れにウルトラシルナノ13L、衣類入れにウルトラシル13L、小物入れにウルトラシル4L、カメラ入れにライトウェイト4L。食料袋は山小屋でのネズミ対策に必須です。袋の口が閉まらないものはジャンプして入られてしまうので要注意。ライトウェイトはカヌーが沈してプカプカ浮きましたが、中のカメラは一滴も濡れていませんでした。

【虫よけ】サンドフライというコバエのような虫に刺されると痒くて夜も眠れません。アレルギー体質な人は対策が必要です。私はアウトドアショップで20ドルで購入したロールオンタイプのものを使用していましたが、地元の猟師談によるとベビーオイルとDettol(茶色い原液のほう)を混ぜたものも効くそうです。私は間違えてジェルのDettolで作ってしまい、効果なしでした!笑

その他

マッチ、石鹸、歯ブラシ、歯磨き粉、フロス、日焼け止め、リペアテープ、タオル1枚、耳栓など

ぜいたく品

Nikon/D5500 700g】スマホでいいじゃん!というハイカーから、1㎏以上するカメラを持ち歩くハイカーまで様々です。ちなみに、予備のバッテリーは必要ありませんでした。充電器など合わせると1㎏にも……

【ゴッサマーギア、晴雨兼用の傘】傘があるのとないのでは大違いでした。みんなが濡れネズミになって寒さに震えているとき、Tシャツでスタスタ歩いていました。日差しが強くて猛暑の日々も活躍しました。傘をもっているハイカーはなかなかおらず、不思議がられました笑

無くても良かったもの

【トイレ用スコップ】穴なんて石で簡単に掘れることに気づきました。

【トイレットペーパー】No.1について、女性ハイカーは小さな布切れをザックにぶらさげて、Pee ragと呼んでいます。水で洗い、太陽光で乾かせば清潔です。キッチンクロスのような速乾性のあるものをおすすめ。No.2については、ペーパーがあると便利ですが、葉っぱやコケでもなんとかなりました。水と手で洗うほうが清潔な気がする…?

【コンパスと紙の地図】紙の地図持ってる人は見かけませんでした......スマホが壊れて道に迷ったらアウトですが、重すぎて持ち運んでいられないのが現実でしょうか。

あって便利だったもの

【スポンジ】クッカーやマグの汚れを落とすのに、最初は水と指で洗っていたのですが、お茶を飲むようになってからスポンジを小さく切ったものを持ち運ぶようになりました。意外と便利です。

【化膿止め】ちょっとした傷も衛生状態の悪いトレイルではあっという間に化膿してしまいます。靴ズレからばい菌が入り、高熱や嘔吐に悩まされたうえ、蜂窩織炎になってしまったハイカーもいました。スーパーの赤ちゃん用品のコーナーにあるAnticeptic Creamを使い始めました。