歩くまりこの日記

NZを縦断する3000kmのロングトレイル、Te Araroaを歩きながら毎日をつづりました。

ギアレビュー①ザックやテントなど

荷物は可能な限り軽くするのがおすすめ。

速く歩きたいとき、長く歩きたいときに自由です。数ヶ月にわたって毎日数十キロ歩き続けることを考えると、体への負担が少ない方が故障も防いでくれるはずです。

出会うハイカーと話題になるベースウェイト(食料と水をぬいた重さ)ですが、4〜5㎏の超ウルトラライトな人から20㎏以上背負っている人まで様々です。私のベースウェイトはエクセル上では7kgでしたが、帰国前に空港で計ったら9㎏もあってびっくりしました。PLBや傘やサンダルや色々買い足したからなぁ、、、10g重いアイテムが10個で100g、100g重いアイテムが10個で1kg重くなるので、ちょっと意識して軽いものを選んだり、不要なものを減らすだけでどんどん軽くなります!

やりすぎてしまうと快適さを失ってしまうのでほどほどに笑

ザック

オスプレイ/Eja 58L/1.18㎏】はTAで一番良く見かけるザックです。他のザックが合わなくてEjaに買い替えたハイカーにも何人か出会いました。文句なしに満足!48Lを使っているハイカーもいましたが、食料リサプライの後はザックがパンパンで大変そうでした。大は小を兼ねます!(予算が無限にあればウルトラライトなザックが欲しかったのも事実ですが……)

ちなみに、TAで一番長いセクションがリッチモンド山脈だと思うのですが、遅いペースだと8~10日分の食料が必要です。こんなのが初めてな人(=出発前の私)はイメージつかないと思いますが、私の場合、13Lのスタッフサック2つがパンパンになりました。寝袋もそこまで小さくならないし、ロールマットもかさ張るので、Eja58L(smallは実質55L)で丁度良かったです。出発前に荷物を詰めて検討してみてください。

 【オスプレイ/ザックカバーL/90g】パックライナーを使っていたので、カバー要るかな?と思いましたが、雨に濡れてザックが重くなるのを防いでくれます。渡渉の際にザックを水に浮かべなきゃいけなくなってもカバーのおかげで中身が濡れなかったと言っていたハイカーもいました。

【NZの黄色いパックライナー】はアウトドアショップで8ドルで買えるポリ袋です。分厚いので少し重めですが、絶対濡れない安心感があります。雨はもちろん、増水や満潮といったタイミングの悪い渡渉から荷物を守るための必需品です。

【Zpacks/マルチパック/40g】軽くて防水で、アタッチメント次第で色々な使い方ができるので気に入ってました。スマホと一眼レフをむりやり入れていたのが原因か、だいぶ消耗してしまいました。

シェルター

【ヘリテイジ/エスパースソロアルティメイト/1.4㎏】これを選んだのは周りのガイドさんのおすすめだったからです。自立式だと悪天候での設営も楽ちんなので、重さには代えられないかなと思っています。明るい色なので侵入したサンドフライを片っ端から見つけて殺すことができるし、高さや幅が十分にあって快適なわりに、狭いテント場でも困らないくらいコンパクトなのが良かったです。(予算が無限にあればZpacksとかタープテントとかウルトラライトなものに魅かれますが!)ちなみに、ペグを次々となくしてしまったので、目立つロープを結んでおけばよかったなと思っています。グランドシートはエマージェンシーブランケットを代わりに使っていました。

スリーピングギア

【ハイランドデザイン/Down bag 4th edition/555g】軽くて、温かくて、最高!TAで一番寒い夜でも、この寝袋と持ってる服を総動員すればぬくぬく眠ることができました。

【サーマレスト/リッジレストSOlite small/260g】体温を反射するのかめちゃくちゃ温かいです。友達のインフレータブルマットと並べて比べてみると全然違いました。霜が降りるテント泊でも頼りになりました。かさばるのが玉にキズですが、筒状にしてザックに入れるとパッキングもしやすくなって良かったです。

【あれば良かったアイテム/寝袋のライナー】

暑い夜にシルクライナーだけで寝ているハイカーがうらやましかったです。寝袋が臭くなるのも防いでくれると思います。