6時半に起床。夜露で濡れたテントをどうしたら良いか分からず、今日はタオルで吹いてフライだけザックのメッシュポケットにつっこみました。
7時半に出発。昨日ナタリーと歩いたペースが体に残っていて、集中して5km、5kmと勢い良く歩くことができました。それにしても、みんなの4歩が私の3歩です。足が短いから仕方が無いのだけれど、同じペースで足を動かしていても、みんなどんどん遠ざかって行ってしまいます（泣）
10キロ地点で集中が途切れてしまったところに、ナタリーが走ってきました。数キロ一緒に歩いてくれて、たくさん話をしました。本当に、奇跡的に良い人です。休憩していた韓国からのスーヨンに追いつきました。ナタリーはまた走っていってしまいました。ザックの重さは同じくらいなのに信じられない。
我ながら本当にへこたれだと思うのですが、一人だと頑張れません。北海道で一人で山に登るときは早すぎるくらいのペースで歩くエネルギーが湧いてくるんだけど……なので、何が何でもスーヨンについていきます。
英語が少し苦手なスーヨンは明るくて、トゥデイ、ビーチ、ビーチ、ビーチ、オーマイガーで笑わせてくれて、コミュニケーションに英語なんて必要ないなと思わせてくれます。あれこれ話したり、もくもくと歩いたりするうちに、残り11キロ地点になりました。日差しが強いので、お昼休憩時に傘をさしました。傘、活躍！（さして歩くほどまだ余裕がありません…）
スーヨンは私のザックを直してくれたり、ポールを直してくれたり、テントのペグを直してくれたり、良い人です。トレイルで会う人はパーっと打ち解けられるような雰囲気の人が多いような気がします。あっという間に残りの11キロも歩ききり、なんと3時半頃にキャンプ場についてしまいました！29.5キロを8時間で歩きました。
テント場15ドル、キャビン25ドル、100%フルーツのスムージーが10ドルです。天気もいいので迷わずテントを選択、もちろんスムージーも（写真中央）！オーナーのPaulとTaniaも奇跡的に良い人たちで、Marikoって名前は二人目だとか、歯磨きしすぎたら虫歯を刺激するぞとか冗談ばかりで、疲れた体と心が瞬時に癒やされました。オーガニックの畑でウーファーを受け入れているそうです。
久々の温かいシャワーを浴びて、服を手洗いして干して、テントも乾かして、棒ラーメンを食べて、ヨガをして、日が沈む8時頃までごーろごろ。他のハイカーも幸せそうです。明日は17キロくらい先のAhiparaが目的地なので、朝も少しゆっくりできそうです。バスで一緒だったサンが追いついたので、明日はスーヨンとサンの韓国語を聞きながら歩くことになりそう。私も日本語話したい！！
