歩くまりこの日記

NZを縦断する3000kmのロングトレイル、Te Araroaを歩きながら毎日をつづりました。

DAY#79 Zero day in Wellington (0) 【南島リサプライ情報】

※南島リサプライ情報は1番最後に書きました※

7時半に起床。風の強い夜でした。夜露はなし。ラッキー。7:00〜8:30の時間帯から選べる朝ごはんを8時に予約していたので(笑)、荷造りして待っていると、そろそろできるから来てね、飲み物は何がいい?コーヒー?砂糖とミルクは?オーガニックミルク?アーモンドミルク?とロイスが聞きにきました。親切なんだろうけど、なんだか落ち着かないのはなんでだろう(笑)でも、ハーブオムレツ美味しかった!コリアンダーとチリのジャムも美味しかった!(笑)

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南端ウォークに向かうエミリー&サイモンを見送って、私も9時に駅に向かいます。30分電車を待って、ウェリントン駅に10時に到着。ザック&日本から届いた小包をひとまずYHAに置きに20分ほど歩きます。宿泊予定の人は鍵のかかる部屋に荷物を預けられるので便利!荷物を全部出して、空になったザック、紐のとれたサンダル、穴の空いた靴下を持って、いざ南島リサプライに出発!郵便屋さんやアジア食品店まで歩いて15分くらい離れています。

中心地に近づくと、交差点で話し込んでいたジェイク&マックスに再会。二人ともウェリントンでもう数泊するそうです。追いつかれるからまた会えるだろうな。ハエレマイという韓国系スーパーでビビン麺や味一番のラーメンを5パック購入。Night n Dayというコンビニの郵便物の発送受付時間を確認。(ウェリントンの郵便局は郵便物受付のサービスを全部コンビニに委託しているそうで、郵便局からは発送できません。)5時半までです。2時までには買い物を終えて宿に戻り、4時には宿を出発して発送しにこないとな、、、

まだお昼前なので、紐の取れたサンダルをカトマンドゥに持って行くことにしました。オークランドでトレイル出発前に購入し、主にテント場で使っていたのですが、川下り中ににストラップが切れてしまったのです。足首しか留められないので歩行は極めて困難なのですが、ソールはピカピカだし捨てるのもったないなと持ち歩いていたのが幸い!なんと同じ価格帯のテバのサンダルと交換してくれました。レシートは捨ててしまっていたけど、無料会員になっていたので記録が残っていたのです。めっちゃダメ元で持っていったので嬉しい!!

さらに、穴の空いたアイスブレーカーの靴下をお店に持っていきました。こちらは、クリスマスにタウポで買ったばかりなのですが、靴底がすり減っていたからか、力が強くかかっていた親指の付け根のところ?に穴があいてしまっていました。これも新品と交換。。。日本では考えられないカスタマーサービスです。アメリカ留学中に、ウォルマートでバリカンを購入して、1回利用して返品していた友達がいたなぁ……(笑)

YHAの隣のNew Worldで、明日からの5日分?と、南島の2箇所に送る18日分の食料の買い物です。クスクス、レンズ豆、インスタントスープ、オレオ、チョコレートクッキー、チョコレート、乾燥バナナ…ラーメンと合わせて、使ったお金は260NZD(1万8千円くらい)。

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予定通り2時にYHAに戻り、お昼をむしゃむしゃ食べながら一心不乱に18日分の食料をジップロックに詰め替えます。ラーメン20袋、オレオ9袋、チョコレートクッキー9袋、インスタントスープ36袋……をジップロックに(笑)こんなふうに集中するとき自律神経がどうにかなってめちゃくちゃ手が震えるのですが(笑)、なんとか1時間半で済みました。

部屋にチェックインしてシャワーを浴び、予定時刻に出発、4時半前にコンビニにつきました。トレイル出発前にオークランドで無駄に箱を買ってしまった経験を生かし、サイズ3に試しに入れてみていいですか?と尋ね、お店の隅に座り込んでせっせと食料を詰めます(笑)店員はハイカーのフードボックス発送にも慣れてるようで親切です。10日分と8日分の2箱ですが、なんとかサイズ3(靴箱の2倍くらい)に納まりました。重さも7キロ前後。発送料金は合計約70ドル……あ〜お金が飛んでいく……

そして、テバの新品サンダルとアイスブレーカーの下着(分厚くて乾きにくいし、東京に忘れた下着を靴と一緒にウェリントンに送ってもらったので!)をノヴァのお家に送りました。どうせサンダルはトレイルを歩くのに適さないので、テント場用なら軽いビーチサンダルで十分、という結論にたどり着きました。めっちゃ良いと聞く博物館に行く余裕もなかったので、トレイルが終わったらウェリントンから帰国したいです。ノヴァのお家に泊まってサンダルも回収できるし。そろそろ航空券買わなきゃなぁ……

5時過ぎにフードボックス発送の重荷が降り、ホッとしました!嬉しい!あとは飲んで、明日の朝フェリーに乗るだけ!

みんなとの待ち合わせまで時間があったので、うずうずして日本食のレストランに。揚げ出し豆腐、手羽先、握り寿司、お刺身、生ビールと日本酒!郵送料に近いくらい費やしてしまったのはヒミツ……

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このあとも近くのバーでクラフトビール2杯と美味しいピザ!ロングディスタンスハイカーの胃袋は伸びるんじゃないか。。。久々のメンバーが集まりました。カヌーファミリーのロイク&シャーロット、アレクサンドラ&カトリーナ、マックス、そしてルイース&クレア、ジェイク、靴擦れから感染症にかかってしまったイギリスの女の子2人、スティルウォーターで一緒だったスイスのアントワン、、、などなど。みんなビアポンしに二次会に行ってしまったけど、クレアとルイースと美味しいアイスクリームを食べてお開きすることにしました。ビアポンなんて留学時代ぶりだ……飲んで騒ぐのもたまには好きだけど、年をとった気分なのと、明日は朝が早いし、トレイル上だし、羽目を外したくありません。

11時くらいにYHAに戻り、軽くパッキングして就寝。久々のお酒のせいなのかすんごく暑くて喉が乾いて寝心地が最悪でした(笑)

 

☆南島リサプライ情報☆

他のハイカーが上手くまとめていると思いますが、一応書きます。北島のようにトレイルがマチを通らない南島では、ヒッチハイクしてマチに出るか、フードボックスを送るか、高いお店で買わないといけません。

私が送ったのはSt ArnaudとArthur's Passの2箇所です。歩くスピードにもよりますが、1番遅いペースを想定して、それぞれ8日分、10日分の食料を送りました。5日分/7日分という速いハイカーもいます。送り先は下記の通り。Athurs Passの送り先は他にも選択肢がありますが、トレイルから4-5キロ離れたマチの中心部まで行かないといけません。The Bealey Hotelはトレイル上にあります。

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Alpine Lodge

75 main road St Arnaud RD2

Nelson 7072

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The Bealey Hotel

Post Office Box 51058

Arthur's Pass Village 7654

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2つとも、アドレス枠外に名前とざっくりとした到着予定日を書きます。

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Te Araroa Walker Mariko Sugiyama

Arrival late february

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送る前に電話したほうがいいという情報も得ていたので、Arthur's Passのほうは電話しました。感じの良い人がOK〜って。St Arnaud のほうは自動音声だったので、あえて電話しませんでした。受取料金はAlpine Lodgeは15ドル(19-20の途中から、宿泊するしないに関わらず一律15ドルに変更されていました……高い〜泣)、The Bealey Hotelは10ドルです。

ちなみに、郵便料金は重さとサイズで変わってきますが、私一人の食料でサイズ3の箱がパンパン、重さは7キロ前後でした。それぞれ27.40ドル、St Arnaudは田舎料金で3.90ドル追加です。5キロまでは13.50ドルで、10キロまでは27.40ドル、10キロ以上はまた違う値段になります。箱のサイズについてはNZポストのサイトに載っています。サイズ3は靴箱を2倍にした感じです。どんなダンボールでもいいけれど、私はサイズを気にするのが面倒くさいので郵便局で売られている4.5ドルのダンボールを購入しました。テーピングは1箱1ドルでやってくれます。テープは4.90ドルで売られていました(笑)

この他に送るとしたら、Boyle Villageに6-8日分だと思いますが、Hammer Springまで55キロヒッチハイクをすることもできます。他のハイカーのブログを読んでいると、ヒッチハイクが難しくないそうで、Hamner SpringにはYHAも温泉もあるし、良い寄り道になりそうです。サッサと進みたい、マチに降りなくていいという人はここもフードボックスが必要です。トレイルノートに記載のOutdoor Recreation Centerが受け取ってくれます。

あとは、南島のトレイルをPictonから始めて最初にたどり着く、Havelockです。フォースクエアという小さいスーパーしかないので、ここに送る人もいるそうですが、送らない人のほうが多そうです。フォースクエアの品揃えと価格はそこまで悪くありませんでした。

最後に、フードボックスの発送はウェリントンでするより南島に渡ったあとのピクトンでしたほうが、同じ島内なので郵送料が安いそう。少し遠くまでヒッチして寄り道するのが構わなれけばピクトンよりも大きな街でリサプライして発送することもできます。

 

※トレイル後の追記

Arthurs Passに送った10日分の食料は、Lake Tekapoまでの食料を想定していたのですが、ラカイア川、ランギタタ川を迂回するためにメスベンとジェラルディンに寄り道したので、10日分も要らなかったと反省しました。メスベン、ジェラルディンともに少し高めだけど良いセレクションのスーパーがあり、フルリサプライが可能です。個人の好みだと思いますが、最安値でリサプライしたい、ザックが重くても構わない、渡渉するからマチに寄らない(TA的におすすめされていませんが、ランギタタはコンディションにより渡渉が可能らしいです)、シャトルに頼らずヒッチハイクでトレイルヘッドに直行する、以外の人は5日分で十分だと思います。