7時半に起床。膝が痛くて時々目が覚めたけど、よく眠れました。ササッと身支度。立派なキャンプ場の近くにあるDOCのカフェが8時にオープンするので、コーヒーとパンでも食べたいなという魂胆です。
8時にカフェに移動すると、アントワンが出発していきました。カプチーノとソーセージロールとアイス（朝から！）をササッと食べて、私も8時半に出発。
面白い人でも住んでいるのでしょうか。
登山口まで14キロの道路歩きですが、1時間ほど歩いたところで車がとまり、乗せていってあげようか？数時間稼げるよと。乗せていってもらうことにしました！！！北島であれだけモヤモヤしながら歩くことにこだわっていたのに何が起きたんだって感じですよね。歩くことが嫌だったわけじゃないのですが、登山口まで友達に送ってもらうところのおじいちゃんに、乗せてってあげようか？と言われて、乗せてってもらわない手はありません。スキップもヒッチもせず全て歩く人をピュアリストと呼びますが、ピュアリストにはなれませんでした（笑）
マックスが、ヒッチハイクはジョーカーみたいなものだと言っていました、いつも使えるわけじゃないけど、ここぞというところで使えるカードみたいな。
ラッキーて感じでしょうか。今日は少し遠いハットまで辿り着きたかったのです。北島で歩いていたときは、今ヒッチハイクしたら今まで苦労して歩くことにこだわってきたのが無駄になるなんて思っていましたが、今はそうは思いません。昨日の道路と牧草地歩きも、スキップする人にとっては完全にスキップして正解なセクションだったと思うのですが、歩いて良かったと思っています。
10時にRichmond Forest Parkの入口に到着し、歩き始めました。
水が綺麗な緑色。台湾のタロコを思い出します。吊橋もたくさん渡ります。
30分ほどでエメラルドプールに到着しました。
まだ先は長いけど、とっても綺麗なので泳がないわけにはいきません。ただ、大量のサンドフライがいるので、服の脱ぎ着は一瞬で。
最初の山小屋、キャプテンクリークハットまで3時間かかりました。中を除くとジャレッドとキースがお昼寝していたので、外のテーブルでお昼ごはんを食べかけたのですが、大量のサンドフライ！起こしてごめんと思いつつ中に入ると、すぐにアントワンもやってきました。ハットの中はもわもわ暑くて、よくこんなところで昼寝できるなって感じです（笑）
次のミディクリークハットまで2時間かかりました。途中で抜かしていったアントワンは泳ぎにいっています。逆方向から歩いてきたおじちゃんがハットに到着し、窓とドアを全開にして、川に泳ぎに行き、ブリーフ一枚で戻ってきました（笑）なんだか強烈な印象……サンドフライもたくさん入ってきて落ち着かないので、川から汲んできた水をフィルターしながらオレオを食べ、すぐに出発しました。
次のロックスハットまで2時間半弱。トレイルノートによると登山口からロックスハットまでは9時間かかると書いてありますが、たらたらモードの私でも7時間半で歩けました。アントワンみたいに早い人は6時間くらいで歩いています。10日分の食料を背負っているけど、ペルロスブリッジからセントアーナードまで、天気で足止めをくらわなければ、実際は7日くらいで歩けるんじゃないかなと思います。
実は、ロックスハットに向かう途中、幻のハットを見ました。スマホを見ないで歩いていたので、まだかなーまだかなーと思っていたのですが、木々の向こうにハットが見えて、やったー！と喜んだあと、近づいてみると枯れた白い木だったのです。落胆して、残り30分くらい歩きました。
ロックスハットにはパーマストンノースの大学生の女の子が二人いました。植物のサンプリングに来ているそうです。すごくフレンドリーで、アントワン、ジャレッド&キースとみんなで晩ごはん。二人とも修士課程なようで、植物や地質のスペシャリストっぽいです。食べたらダメなベリーの見分け方を教えてもらい、そこらへんに生えているマヌカの木から枝をちぎってお茶を入れてくれました。
そして最後に山小屋に到着したおじさん、、、小屋から1時間くらい手前のところで5時にすれ違ったのですが、8時半にやっと到着したおじさん、、、がハットに入ってきた瞬間、なんだかものすごく強烈なニオイが充満して、、、
水が限られてる山小屋で体をバシャバシャ洗うわけにはいかないけど、エチケットとして靴下は脱いで外に干すくらいのことはして欲しいです（笑）たまらず窓をあけたけど、朝までずっと臭いままでした。
二段ベッドが2コーナーある山小屋で、なんとなく女子部屋と男子部屋に分かれていたのに、アントワンが女子部屋に避難してきました。
明日は頑張ってたくさん歩きたいところですが、体と相談しながら歩きたいと思います。9時半には就寝です。
と思ったら、2人到着。日本語で話しています。女の子二人だし、今年夫婦で歩いていて、すぐ後ろに迫ってきているしおりさん達じゃないなと思っていたら、一昨年と去年でスルーハイクをしたワコさんと妹さんでした！！テアラロアの下調べをしていたときにブログを見たことがあったけど、まさか本人に会えるなんて（笑）アントワンが寝ているのに平気で日本語でべらべらしゃべってしまった……久しぶりの日本語うれしい！！
Rocks Hutおすすめです。木に囲まれていて写真に収まりませんでしたが、デッキから見える山々も綺麗だし、2段ベッド部屋も2つあるし、水洗トイレもあります。泊まってみてください！
