歩くまりこの日記

NZを縦断する3000kmのロングトレイル、Te Araroaを歩きながら毎日をつづりました。

DAY#129 Roses hut to Fern burn hut (17)

7時に起床。昨日はポッサムの運動会かってくらい駆け回っていました……俊敏なポッサムって想像できないケド……ジェイクはトレッキングポールでポッサムの頭を叩いたら、ポールが壊れたとか言っています。かわいそうなポッサム。。。

今日はビッグデー。Guthookを見ると、まさしく、山です(笑)

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寒くてなかなか出発地する気になれません。あがってきた太陽が温かくて、ベランダで日光浴してから九時に出発。

まずは500mの登山。振り向くと、右下にローズハット、昨日降りてきたローズサドルからの尾根沿いのトレイルが見えます。f:id:mariko_sugiyama:20200314161430j:image

と、向こうからやってきたのはボイルビレッジぶりなチョウ。マリコ?why?と。クイーンズタウンの歯医者に行って次の診察が土曜日だから、ワナカまでNoboするんだ、と今日何回もすることになる説明をします。ここはイージーネクスト、ん!(急登のジェスチャー)、また会えて良かった!とチョウらしい笑顔でさっさと歩いていきました。61歳のおじさん早すぎるよ〜。

息が切れないくらいゆっくり歩いて足を止めない戦法で登りきりました。そこから1キロくらいずっと1200mラインを横に歩いていきます。トラバース大好き!ワナカ湖も見えました。ちなみにここのみ電波があります。

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500mほどジグザグ降りていく途中、セントアーナードぶりにヤンに会いました。ねーねー、このあとどこ登っていくの?と聞くと丁寧に説明してくれました。f:id:mariko_sugiyama:20200314161528j:image

急登に見えるけど、実際はそれほどでもないから大丈夫、ものすごい絶景だよ!!と聞いて、安心しました。これから登る500mを見上げ、立ったまま雑穀バーをむしゃむしゃ食べて気合をいれます。時刻は12時。

これまた息を切らさない戦法でゆっくり登っていき、1200mに達すると横にトラバース
。登ってきたポコポコした尾根がラクダに見えます。

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Highland creek hutにむけてまた500mほど降りていきます。hutは真ん中の矢印の向こう側に。だんだん膝が痛くなってきました。

2時半にハットに到着。今日も日差しを遮るものがなく、暑くて頭がぼーっとしていました。迷わず服のまま小川に座り込んで頭をバシャバシャ。山の上から流れてくる水は冷たくて、全身つかれませんでした。そういえば、金鉱だったのと関係あるのかないのか無知過ぎて分かりませんが、石や砂が異常にキラキラしています。水浴びしていると水もキラキラしていました。
遅くならないうちに出発しないと、と思いつつ、Hutでとりあえずお茶と春雨を作りました。春雨はこのセクションから取り入れた晩ごはんメニューなのですが、今のところ気に入っています!茹でなくてもすぐ戻るし!日本でもそうだったように、袋麺の食べ過ぎで太ってきている気がします。春雨は、乾燥わかめと、ダシと、ラーメン粉末スープを少しいれています。

3時半に出発。Fern burn hutまで500mくらい登っていきます。ゆっくり歩いているとミミズが目に止まりました(笑)NZにきて記念すべき初ミミズです。

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サドルまでもう少し。振り向くとシワシワの山がかっこいい。

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ゴジラみたい…
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サドルに到着!

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これから降りて行く方向。小さなアップダウンを繰り返しながら、標高500m降りていきます。
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6時半にFern burn hutに到着しました。オークランド在住の夫婦ロビン&マーティン、パーマストンノースぶりなイギリスからのパーキンス家がいました。

ちなみに、Macetownとワナカ湖沿いまでのこのMatatapu trackは、2006年にオープンしたばかりの新しいトレイルだそうです。どおりでハットも綺麗!どうやら、もともと放牧地として使われていた土地をアメリカの有名な歌手が購入し?、そのときの取り決めに、遊歩道や山小屋を作って一般に公開することと盛り込まれていたようです。

アップダウンが多くて辛かったけど、歩きがいのあるトレイルに、かっこいい山の景色でした!明日はトレイルの出口まで4時間ほど川沿いに下っていきます。

みんな8時頃にはスースー寝ていたので、私も早々と就寝。今夜はよく眠れそうです。