歩くまりこの日記

NZを縦断する3000kmのロングトレイル、Te Araroaを歩きながら毎日をつづりました。

DAY#8 154km to Apple dam campsite (18)

6時に起床。みんなまだ寝ているので小川で水浴び。一昨日も昨日もそのまま寝たし、今夜のキャンプ場もシャワーがありません。凍える冷たさですが、北海道の水道水もめっちゃ冷たいので慣れています。

イカーのためにローカルが手作りしたテント場はラエテアフォレストの手前にもありました。親切心なのか、野宿が問題になったのか経緯はどうなんでしょうか。長すぎて泊まるところに困るセクションにこういったテント場があると助かります。野宿より安心だし、トイレもあれば環境にも良いし、ここは小川も洗濯物干しもあってオアシスです。

f:id:mariko_sugiyama:20191112032525j:image

開放感あふれるトイレ
f:id:mariko_sugiyama:20191112032526j:image

すぐ横を流れる小川とベンチ
f:id:mariko_sugiyama:20191114182442j:image

今日は道路と林道を18kmなのでのんびり朝を過ごしていると、ラエテアフォレストの方から雨雲が近づいてきました。慌てて荷物をまとめて10時に出発。初めての濡れた靴で始まる一日です。

歩いているとすぐに晴れてきました。すかさず道路脇で濡れたズボンに履き替え、濡れた靴下をザックにぶらさげました。今回の衣類の中でウールの靴下がいつまでたっても乾きません。分厚いおかげでマメはできていませんが…

5キロほど歩いて11時、楽しみにしていた商店につきました。久々の温かい食事にわくわく。ベーコンエッグバーガーとポテト、7.50と2.50で10ドルです。ミルクシェイクも魅力的だけど寒いし、ホットチョコレートも美味しそうだけど節約、節約。オーナーが笑顔が素敵な親切な人で癒やされました。水やケチャップやコンセントも有料で、サンは高い!ナプキンも有料かな?と冗談を言っていました。大きなスーパーやKFCに比べると高いかもしれないけど、ハイカーをサポートしてくれる親切な地元の人のところではちょっと贅沢してでもお金を使いたいな。美味しかった!

f:id:mariko_sugiyama:20191114182844j:image

ポテトの量にびっくり。サンも追加で注文していました。

ちなみにTAはお金がかかるトレイルだと言われていて、財団が5000-7000NZD(70円換算で30-50万くらい)は準備しろと推奨しています。ちなみにスルーハイクにかかる日数は120-150日です。歩き終えたハイカーのブログを読んでいるとそれ以上にお金がかかってしまった人を多く見ます。街をよく通るので宿代や、食事代に消えてしまうのでしょうか。

ギアについては歩き終えたあとにレビューとリストを書こうと思いますが、ウルトラライトを狙って揃えたら3-40万くらいかかると思います。北海道に帰ったら車の買い替えがあるので、お酒とかコーヒーとか贅沢品は我慢して、トレイル資金をできるだけ残して帰りたいです(笑)

商店で通り雨もやり過ごし、12時半に出発、すぐに砂利道に入って牧場の間を抜けていきます。ゆるい傾斜をずーっと登っていくと、残り6キロになって植生が変わり、太い木や鬱蒼とした森の雰囲気になりました。


f:id:mariko_sugiyama:20191114183039j:image


f:id:mariko_sugiyama:20191114183100j:image


f:id:mariko_sugiyama:20191114183119j:image

さくさく歩いてキャンプ場に4時に到着。色々干してヨガをしていると、まだ6時なのに日が当たらなくなりました。日没は8時だけど山の中だからかな。気温が低く寒いのでテントに入って寝袋にくるまります。キャンプ場には他に6人がやってきました。ほとんど顔なじみです。

お昼ご飯がまだお腹に残っていますが、寒気が引かないので辛ラーメンを食べました。毎日歩いて足もふくらはぎもパンパン、寝ている間も足が熱をもっているように感じます。そろそろ疲れが溜まってきているのかもしれません…。明日は27キロくらい歩くので7時出発です。電波もないので9時に就寝。