歩くまりこの日記

NZを縦断する3000kmのロングトレイル、Te Araroaを歩きながら毎日をつづりました。

DAY#16 Whananaki to Ngunguru (27)

6時に起床。キッチンで玄米とビーフとトマトの粉末スープ、カレー粉でリゾットを作ります。今日の目的地は27km先のジェームズのエコビレッジキャンプ場です。

8時に出発。まずは対岸に渡るこの歩道橋。学校に向かう子供達とすれ違うと、次は犬もやってきました。ちゃんと端を歩いてくれます(笑)


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1時間も歩かないうちに、ファナナキの海岸沿いの遊歩道の入口に到着。ここからは牧場の中を通らせてもらいます。

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下の写真の手前から奥にずっと続いているのがトレイルなのですが、巻き巻きです。マークされたトレイルから外れないでという標識があちこちにあるのですが、谷に降りて近道したくなる人の気持ちも分かる気がします。


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海を眺めながら雑穀バーをむしゃむしゃ10時のおやつ。泳ぎたくなるくらい緑に透き通っています。


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7kmの遊歩道を歩き終えると、マタポウリという小さな集落まで数キロの道路歩きです。途中、いくつもビーチがあります。


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マタポウリにはちょうどお昼時に到着。楽しみにしていたのは商店のミルクシェイク。ハンバーガーと各6ドルです。(ミルクシェイクは甘くて冷たくて禁断の味でした。癖になりそう…)
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お腹いっぱい、景色も堪能、でもまだ折り返し地点、残り14キロです。牧場に向かう砂利道を数キロ歩いて、森に入ります。急な登りを終えたところで、道路をヒッチハイクして先に行っていたトーマス&エディ、ジョアン&アレクサンドラが休憩していました。ジョアンはラッセルフォレストの川歩きで足をひどくねじってしまったのですが、毎日良くなっているそうです。ドイツからのお茶目な夫婦です。なぜか森の中でスピードアップする私のことを、ロケットガールなら水の上も歩いて渡れるんじゃない?と今日の最後の川渡りのことを冗談にしています。

林道に出て歩いていると、タネ・モアナと呼ばれるカウリの巨木がありました。木道で周りを保護しています。大きすぎて写真におさまりません。周囲11mもあるそうです!

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林道を出てナングルという小さな集落まで砂利道歩き。靴の裏が不安定な気がするので砂利道歩きは苦手です。ようやくナングルについて、ジェームズとの待ち合わせ場所、川沿いのピクニックベンチで休憩していると、ヒッチハイクしてカフェで休憩していたエディ&トーマス、ジョアン&アレクサンドラがパイを抱えてやってきました。カフェのオーナーがプレゼントしてくれたとのこと、みんなで半分こして食べました。初のミートパイ、美味しい!

ジェームズはナングル川の対岸に住んでいて、キャンプ場に泊まる場合は無料で川渡しをしてくれます。キャンプ場は25ドル、川渡しだけだと10ドル。キャンプ場はエコビレッジと名のつく通り、トイレはコンポスト、電気なしですが、シャワーは熱くて勢いも良いし、雰囲気がとっても良いです。次の河口渡りについても詳しい情報があるし、夕食後にはみんなを集めてレクチャーしてくれました。

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夕食にはソーセージを焼いてご馳走してくれました!たくさんあって、みんなおかわりしていました。3本目は?と聞かれたけどお腹いっぱい。美味しかった〜!

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ユニークで心に残る宿になりそうです。オススメです。明日は川渡り、最大水深1.2メートルは胸の下くらいですが、ジェームズがそこまで深くならないと言っているので安心です。10時に就寝。