5時半に起床。よく眠れませんでした。暑くて眠れなかったマーヤンが寝返りをうっていて、マットレスの音がすごかったのです。同じ部屋のみんな、よく眠れなかったと言っていました。
朝日が昇るまで寝袋にくるまってデッキで待ちました。地平線に雲がかかっていて太陽はよく見えなかったけど、真っ暗な空がだんだんオレンジに染まり、いつの間にか朝になっていました。一人でいる静かな時間が好きだな。
ハットに戻り、クリームマッシュルームスープにクスクスを投入して朝ごはん。美味しくも美味しくなくもなく……。美味しいレシピをクスクス好きな人に教えてもらおう（笑）寝不足で少し頭が痛いので、少し寝直し、8時に再び起床。
ハットからは白くなった山が見えます。一昨日噴火した火山かなぁ？！と言っていたら、南アフリカからのクレアとマックスが地図でわざわざ調べてくれて、トンガリロ国立公園の山だということが分かりました。2週間くらいしたら歩いているはずです。雪が積もっているなんて信じられません。ちなみに左側はロード・オブ・ザ・リングでフロドが指輪を投げ入れた山らしいです（笑）
8時半に出発。整備された木道を歩いて隣のピークを目指します。こんな登りを見ると、ウッと思うけど、意外と近くてあっという間です。ピークからは一昨日歩いたカラムウォークウェイで見た風車も見えました。
森は相変わらずコケとシダと地衣類です。これはコケなのでしょうか？！
これは違うやつ？もしくは乾燥して丸まったバージョン？？
今日はアラゲコベニチャワンタケみたいだな、マメホコリかな？なんて倒木チェックもしましたが、キノコや粘菌の写真を撮り始めたら宿に辿り着けなさそうです（笑）
そのうち、余裕がなくなるほどの泥沼ゾーンがやってきました。泥沼にも、泥のゆるさ具合や規模など色々レベルがありますが、この写真はレベル1、ひどいところはレベル10です。
迂回したり、浅そうなところや水分が少ないところを選んで歩いていたのに、突然右足をディープスポットに突っ込んでしまいました。思わず、サイアク！と独り言が漏れます。
せめて左足はキープするぞと思っていたのに、結局左足もこんなことになってしまいました。集中して歩いていたら、前から来たハイカーに驚いて悲鳴をあげてしまいました（笑）失礼……
登山口に12時着、下山に3時間半かかりました。マックスは2時間しかかからなかったみたいだし、靴も綺麗だなんて、信じられません。ヤギみたいに歩いてるんだろうな。キャンプ場ではのんびり、トレイルでは風のように歩いています。
今日のトレイルエンジェルの宿まで砂利道と道路歩き、9キロを2時間です。陽射しが強いけど、標高が400mくらいあって冷たい風が心地よいです。
JoとTonyのお家に3時前に到着。こんな早くにフィニッシュしていいものか少しためらいますが……テント15ドルに5ドル追加でホットシャワー、夕食、ビール、朝食が付いてきます。冷蔵庫には牧場からもらってきたような濃い牛乳。今日の夕食のメニューはラム肉とザワークラウトとポテト、ソーセージなどなど。デザートにアイスも食べて、苦しいほど満腹に（笑）
びっくりするのは、家のトイレとシャワーをTAハイカーにシェアしていること。洗濯も、洗濯機に入れてくれたらまわしておくよ、と、信じられないおもてなしです。
かわいい犬と猫とアヒルも庭を行き来しています。猫の名前はモンティ。
昨日ハットで初めて会った、南アフリカのクレア&スイスのマルコ&オーストラリアのルイースの三人組、台湾のジョイスと私の5人でカードゲームをしたり、トレイルの笑い話をして楽しい時間を過ごしました。マルコとルイースはカップルでもあり、みんなで同じテーブルに座っているのに手をつないだりハグしたりキスしたり、、、ハワイにいたときに慣れてたはずだったのに、ついギョっとしてしまいます（笑）日本の文化じゃあり得ないですよね（笑）
しばらくするとソロハイカーのおじさん、DAY5以来のカップルもやってきて合計8人に。名前が覚えられません。
今日短かったぶん、明日は35キロくらい歩いてワイトモの街を目指します。10時半に就寝。
